笹倉ブログ 2024.05.20
おうちのはなし 2024.11.16
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2024.11.16
おうちのはなし
カーポートのデザインや印象は、屋根だけではありません。
車を停めるスペースは意外と広く、1台分で最低でも2.5m×2.5m程度の広さを必要とします。
これだけの面積に単純にコンクリートを打ったのでは、味気ない風景になってしまいます。
カーポート面の床をどのようにデザインするかで、外観の印象は大きく変わります。
中には緑化カーポートという発想もあり、芝生を植えた地面の上に、車を停めることができます。
地域によっては敷地の緑化率を求められるところもあるので有用な手法です。
ただし植物は生育環境によって育ち方が違うので、芝部も枯れてしまうと見た目は悪くなります。
特に毎日使わない車の下は日当たりも悪いので手入れを欠かすことはできません。
芝生よりも日陰に強いタマリュウなどを利用する方が良いでしょう。
こうした植栽は、同じように狭いアプローチなどでも使えます。
カーポートの端など、植栽を植えるところは真っ平らにしないで、少し地面を盛り上げて植栽を植えると、より情感にあふれたデザインになります。
また2台分のスペースがあれば、カーポートの真ん中に植栽を植えて、木陰の下に車を停めるというデザインもあります。
住宅の中にあっても、まるで林の中に住んでいるかのような印象です。