笹倉ブログ 2024.05.20
おうちのはなし 2024.11.16
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2024.11.16
おうちのはなし
アメリカの街並みにあるガレージは、家と一体化してビルトインされているケースが多くみられます。
車が趣味であれば、理想の住まいの1つです。
たとえ屋根付きのカーポートに停めても、汚れ方はビルトインガレージにはかないません。
また、建物そのものが立派に見えることも間違いありません。
じつはこうした建物一体のビルトインガレージには、法律的に有利な点もあります。
容積率の緩和があり、その敷地に建てられる最大面積を増やすことができるのです。
具体的には、建物面積の5分の1までガレージを作ることが認められています。
たとえば、50坪の敷地で80%の容積率であれば、そこに建てられるのは40坪までの家となります。
この建物にさらに10坪のガレージを計画しても良いということです。
敷地が狭ければ余計に、有用な緩和策です。
活用しない手はありません。
3階建ての事例も多いのですが、現実にビルトインガレージの家に住まわれている人のデータでは、生活へのこだわりが見える項目でポイントが高くなっています。
再三の事例として書いてきたアメリカのガレージは、ときには書斎や趣味の部屋にもなります。
しっかりとガレージの使い方やデザインを考えておくことは、じつは家づくりへのこだわりを表しているのです。
もちろん、自家用車だけではなく、自動車やバイクなどの置き場所も同様です。
駐車場代が別に必要となるマンションと比べると、こうしたガレージへのこだわりを実現できるのは、戸建て住宅の大きな利点です。
アメリカ人が理想の空間としてガレージを求めるように、少しでもこだわりをもって、ガレージをデザインしておきたいものです。