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眠りの家学~睡眠で健康になる家~①

2024.05.30

おうちのはなし

 1日8時間の睡眠を取れば、3分の1は寝て過ごしていることになります。そして、その睡眠の時間の多くは、我が家にいます。もしかしたら住まいの目的の一番の大きなポイントは、睡眠なのかもしれません。心地よく眠り健康になる家にするための「眠りの美学」はいかがでしょうか。

睡眠は健康回復の源

 健康は誰もが願っていることです。そのために健康診断を受けて身体の状況を確認し、メタボリックなどの生活習慣病に気を使っている人が多くいます。健康を維持するためには、適度な運動をして食事をコントロールする話しがよく聞かれます。

 確かに食事は大切な要素ではありますが、じつは質の良い睡眠の方が健康を維持するためには大切なことです。

 大リーグで大活躍を続けている大谷選手が、体調管理と疲労回復のために何よりも睡眠を大切にしていることは良く知られています。

 また、食事以上に睡眠は住まいとの関係も深いものです。健康を維持するためには、心地よく眠れる家に住むことに越したことはありません。

 この食事よりも睡眠の方が大切であるということを教えてくれる動物たちの行動例があります。縄張り争いなどで喧嘩して負傷した動物が、傷口を癒し回復するために最初にすることは、食事を摂ることよりも眠ることが先です。

 私たちの身近にいる猫が良い例です。喧嘩して傷ついた猫は、縁の下のような敵に遭遇しない場所に潜り込んで、傷口をなめた後にコンコンと眠ります。

 飼い主は、まるで死んだのではないかと心配になるほど眠り込みます。猫の語源が「寝子」ともいわれているほどです。そして十分に睡眠がとれると、にわかに起きて縁の下から出て、猫が特異の背伸びをすると、ようやく食事をさがし始めます。

 つまり傷を治し、病気を克服するには、食事で栄養を摂ることよりも、睡眠の方が大切なのです。そして睡眠には、免疫力を高める効果もあります。健康な家を考えるとすれば、ダイニングやキッチンを考えるよりも、寝室をしっかりと考えることの方が大切だと思わせます。

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