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「おもてなし」の家①

2024.05.16

おうちのはなし

家を新しくする時には、誰でも家族の幸せを願っているものです。その家族も、大きな社会の一員であり、家族それぞれに他人とのつきあいがあります。時には家族外の人を家に迎えることもあれば、自然と人が寄りついて集まる家にもなります。客間としての住まいを考えてみました。

家族の為の住まい

 結婚をした。子どもが生まれた。孫が生まれた。こうした家族構成の変化の折に、今住んでいる住まいを見直し、新しい住まいを考えるきっかけになることが多いようです。

 これまでとは違う将来の生活スタイルもイメージされて、それにふさわしい住まいが求められます。その意味では、住まいが家族のためにあることは、間違いのないことでしょう。

 日本の古典である『古事記』では、住まいの文字に「巣」が当てられています。「巣」はまさしく、鳥の巣の象形文字です。つまり「巣まい」とは、家族が育ち成長する場としての役割を願っている言葉でもあるのです。

 一方、幸せな家族像を語る時には、家族だけが暮らしているシーンだけではなく、人が寄り集まってくる明るい家庭のシーンが語られることも多いようです。たしかに逆に、人が寄りつかなない家を想像してみれば、そこには幸せそうな家庭像は見えないかもしれません。

 それを考えれば、住まいには家族のためにあることはもちろんのこと、その家を訪れる客人のためにもあると考えられます。人が寄り、集まる家とはどんな家なのでしょうか。

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