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自由設計VS企画住宅⑥

2024.04.21

おうちのはなし

・長く住み継ぐ家

 やはり「家は3度建てなければわからない」といわれるように、経験を必要としているようです。企画住宅には、その経験値が含まれています。

 一方、自由設計の家を求めるためには、それなりの勉強をあらかじめ必要としています。自分の尺度による要望だけでは、失敗する可能性も高くなります。そして最終的には、不満足を抱えながら、自己責任として住み続けるしかありません。

 また、建築家がデザインした家というのも、家が作品となってしまっては、住まい手が不在となります。

 最終的には、一時的なライフスタイルやデザインなどに特化した家ではなく、長く住み継がれる家であることが大切です。

 そのためには、建てた時ばかりではなく、住みながら自由に変えられることができるように考えておくことです。それはつまり、家が資産になることにもつながります。企画住宅には、その考えが織り込まれますが、自由設計であっても、長く住み継ぐことを想定しておくことが、もっとも大事な尺度になると思われます。

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