iE LAB.MAGAZINE

202401/19

木という材の魅力①

木という材の魅力①

 家を建てるのに、木材は欠かせない資源です。あって当然のものと考えますが、木材のことは知らないままにすませてしまうことも多いようです。現代になって木材の扱い方も意外と進化しています。そして知るほどに魅力的な木材の秘密に迫ってみました。

・適材適所

 「あなたの家には、どんな木を使っていますか?」と問われて、簡単に応えられる人はどれだけいるでしょうか。

 では「貴社はどんな木を使っていますか?」と建設会社にも聞いてみましょう。

 たとえば「木曽ヒノキです」と明確に応えられる会社は、それほど多くはないでしょう。それだけでもしっかりとしたコンセプトを持ち、住まいづくりに取り組んでいる会社といえます。

 適材適所とは、使用する条件に合わせて、適切な木材を選ぶことですが、逆に材の使い方を見れば、その会社の木材に対する考え方も見えてくるのです。

 大手住宅メーカーの考える適材は、お客様の好みや住宅での使い方ではなく、安定した供給やコストです。世界でもっとも大量に流通し、コストが安い木材を選んでいます。一般的にホワイトウッドとか、レッドウッドとか呼ばれる材です。もちろんコストを低減することが、建て主の利益につながるのであれば大切な適材のあり方といえます。しかし残念ながら比較的安価な材を使っても、大手メーカーの住宅はなぜか安くないものです。

関連記事