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家族の絆と家のかたち⑥

2024.01.27

おうちのはなし

・新しい家族の家

 スマートフォンを子ども達が持つようになると、部屋にこもるとか、家族と食事中にも使用するとか、マナーを含めて心配する声も聞かれました。そして家族の絆が、情報社会によって壊されると危惧されたこともあります。

 しかし見方を変えれば、友だちつき合いの良い人間が増えていると考えることもできます。

 それは夫婦の関係においても同じです。夫婦に拘束されているのではなく、互いに友だちがいることは楽しみの域を広げてくれます。夫婦であると同時に、2人は友だちでもあり、それは親子の関係も同じで、互いに1人の個人として尊重し合います。それはシェアハウスのライフスタイルが受け入れられているのと同じことです。

 さらにコロナ禍を経て、リアルとリモートで人との繋がりの経験と価値を再確認しました。同じ家にいた家族とは別に、リアルに顔を合わせることができなかった人たちと、会って話せることの喜びを、改めて感じることができました。

 つまり家族の絆は、家族+友だちの絆として新しい時代を迎えようとしているのです。独立して隔離された核家族とは違う、少しソーシャルに開放された家族のイメージです。たとえば家族の友だちが訪ねてきても、すぐに仲間の顔が確認できるような家です。

 現代の標準邸な家にリビングが提案され始めたころ、ホームパーティの風景が語られていましたが、そのような家族の理想像ではなく、自然と人が集まってくるイメージです。

 実際に新しい家族と友だちの絆を持つ人たちは、時間に拘束された集まりではなく、三々五々と好きな時に集まり、好きな時に帰るという集まりが開かれています。そこにたまたま参加できなかった友だちも、SNSを通じて参加している意識を持ちます。それは決してバーチャルではなく、それがリアルな人とのつながりと考えています。

 そんな新しい家族像のチェック項目を作ってみました。あなたはどれだけあてはまる項目がありますか。8項目以上あれば、新しい家族の仲間かも知れません。

□子どもがスマホを持つのも仕方ない。
□子どもは多くの友達に恵まれて欲しい。
□子どもの友だちとも、フランクに話せる。
□子どもが友だちを連れて来られる家にしたい。
□家族も友だちも分けへだてはしない。
□夫婦も時には、独立した男と女でありたい。
□仕事以外の友だちつき合いも大切にしたい。
□自分の趣味や活動を、家族が応援してくれる。
□友だちとの間で時間に縛られるのは好きではない。
□自分が飲むお茶は、自分で淹れるようにしている。
□自分の気に入ったものは、分かち合いたい。
□分担ではなく、得意な家事仕事がある。
□相手が遠慮しないようにと考えている。

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