笹倉ブログ 2024.05.20
おうちのはなし 2024.02.16
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2024.02.16
おうちのはなし
ところが、森林も若いうちはCO2削減に貢献できますが、樹齢が重なるとCO2吸収量も鈍くなります。ですから時には伐採してあげることも大事なことです。特に人工林の樹木はその対象となります。
ただ伐採しても、すぐに燃やしたり排気されたりするのではCO2は大気に還ってしまいます。できる限り長く使うものに利用することが大切で、木造住宅は最も有効なものです。
樹木は自然の中で生長している時も有用ですが、伐採して木材になっても人間にとっては有用です。森で生きていた樹木が、人の住む町で木材として生かされます。それを考えれば、木造住宅が並び立つ町の風景は樹木が並び立つ森林にも似て、炭素を蓄えた第2の森の風景として見ることができます。
そうであれば木造住宅を大切にすることは、それだけでも地球環境に貢献していることになります。せめて木材が育ってきた40~60年の長期にわたり、家を守りつづられればと思います。