
笹倉ブログ 2024.05.20
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2025.03.16
おうちのはなし
同じ東アジアの文化圏である、中国や韓国の社寺仏閣と日本の建築を比較すると、真っ先に違いを感じるのは軒の深さです。
この建物の違いを見るだけでも、日本が雨の国であることがわかります。
そして、軒の出を深くするために上手に木材を使いこなしてきました。
現に世界最古の木造建築物は日本にあり、中国や韓国には木造建築物は多くありません。
日本が木の文化の国であれば、中国は土の文化の国です。
建築物だけではなく、仏像のつくり方も同じです。
日本に多く残されているのは木像であり、他国は塑像や乾漆像、金銅象が多くなります。
これらは日本にも入ってきますが、結局、日本では木像に落ち着きます。
また、当初、日本に持ち込まれた木像は檀木でできていました。
やがて香木に近い材のクスノキで造られるようになり、平安中期にはほとんどヒノキに統一されます。
広葉樹の材から針葉樹に変えるには、加工するための刃物の扱い方や、できあがった象の造形も変わるほどの変革でした。