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あなたの使い勝手はどっち?①

2025.02.22

おうちのはなし

 間取りの良し悪しを決めるのは、住む人の使い勝手によって決まります。
しかし、住む人の住まい方、家の使い方もさまざまです。
より良い暮らしを願って設計を進めるためにも、家の使い方の詳細をしっかりお聞きしておかなければなりません。
使い勝手に大きく影響する水回りについてご意見をお聞かせください。

あなたは多数派?

新しい家を求める人たちの中では、対面キッチンを求める人が多いようです。また、新しくアイランドキッチンや作業台の使い方が流行り始める傾向もあります。これらは流行のようなもので、結局、自分の使い方と合わなければ満足することはありません。

 これが建売住宅であれば、統計上数値の高い間取りが売りやすいのかもしれません。しかし、注文住宅で建てるのなら、たとえどんなに多数派の統計値があっても、自分流の使い方をじっくり考慮した上でつくりたいものです。

 でも、しっかりとした要望が自分の中にあれば要望もいえますが、建ててから気づく事もあります。そのようなことが無いように、いくつかの水周りのポイントを考えてみましょう。

 たとえば浴室。日本での浴室の位置は、1階の水回りに設置することが一般的です。浴室の隣には、洗面所、脱衣室、兼洗濯室があります。

 浴室のような、水仕舞を前提とした設備は、古来、外部に作られていた家の中に取り込まれたものは近代になってからのことです。また、戸建て住宅の始まりは平屋であり、水回りを集中させることからも、日当たりの悪い場所にまとめて設置されました。1階の水回りの中に浴室があるのは、その名残と考えられます。

 しかし、土地の取得が難しくなり、敷地面積が小さくなると、2階建になります。そしてさらに、都市型になると総2階になります。水仕舞いの技術も格段に進歩して、2階に浴室を設置することも容易にできるようになりました。

 じつは、近代日本が始まって早々に建てられた洋館建築では、浴室は2階の寝室の近くに設置されています。

 日本では、4LDKといえばLDKの他に4つの個室がある家を表します。個室の数を数えれば、大まかな間取は想像できます。アメリカでは、これに加えてバスルームの数を、たとえば3&halfというように表記しています。

 4つの個室があれば、3つにバスルームがあり、無い部屋が一つあるという事がわかります。そして残るハーフバスルームは、LDKの近くに設置された、ゲストも使うトイレのことです。

 つまり、浴室は寝室の近くにあるのが通例であるということです。一般的なホテルを想像していただければ、よくわかると思います。それは、浴室が極めてプライベートな空間であると考えられているからなのでしょう。

 日本人の暮らしの中でも、ゲストが来てトイレを使うことがあっても、浴室を設置するのは、西欧の考え方からすれば合理的な案です。

 ただ、浴室の使い方は欧米と日本では大きく違います。

 暖炉の前で家族とくつろぎ、就寝前にシャワーを浴びてから、就寝するのであれば浴室は寝室の近くにあるべきです。また仕事から帰って、軽くシャワーを浴び、スーツを着てパブに行くというライフスタイルも同様です。

 一方、温泉地のようにゆったり湯船に浸かった後に、浴衣や寝間着を着てリビングに近い方が良いのかもしれません。それは西洋のホテルと日本の温泉旅館の違いのようにも思えてきます。

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