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掃除のルール⑤

2024.11.02

おうちのはなし

プロの道具

 さらにプロが使っている道具を知ると、掃除のコツがわかるかもしれません。

 目新しく感じるのは、ケレンとウェスです。
聞いたこともない人が多いかと思いますが、それぞれヘラとタオルだと知れば、じつは掃除のプロも使っている道具はあまり変わりません。

 さらに特殊な洗剤を使っているかとも思いますが、そんなことはありません。
洗剤には基本的に次の4つしかありません。

・中性洗剤
・アルカリ洗剤
・酸性洗剤
・漂白剤(次亜塩素酸)

 漂白剤である次亜塩素酸は、上水道やプールの殺菌などにも使われるものですが、これもアルカリ性の為賛成の洗剤と混ぜてはいけません。
カビ取りなどに特に有効で、流れてしまわないようにジェル状にしたものを塗ってしばらくとどめておくことで、しっかりとカビ取りができます。

 ジェル状の漂白剤は市販のものもありますが、片栗粉と漂白剤であるキッチンハイターを同分量混ぜて、糊状にすることで簡単に準備することもできます。
カビの発生した場所に塗り、ラップで養生して10分ほど養生し、後はシャワーやブラシで流します。
意外と知っていれば簡単にできる作業です。

 つまり、建築工事とは違い、掃除のプロが使っている道具は、素人がとても手を出せないような特殊なものではないということです。
それはとりも直さず、掃除は基本的には住む人が行うべきことだということでもあります。

 食器類も使った後にはすぐに洗って収納するように、多くの物は使ったすぐ後に、簡単に掃除をしておけば良いことです。
それは衛星を保つためにも必要なことです。
まったく同じことがキッチンやトイレ、洗面、浴室にもいえます。

 家は、皆の健康を祈り、リラックスして暮らす場所です。
ちょっとした掃除を繰り返して、その家族の健康が守られているのです。
生活習慣病と同じように、掃除の習慣が健康を支えています。

 そして、時には健康診断をするように、プロに分解して奥の方まで掃除をしてもらうことも良いかもしれません。

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