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掃除のルール①

2024.11.02

おうちのはなし

どのような物でも、新しい時にはきれいであったものが、いずれ汚れや劣化で見た目も変わります。
手入れが欠かさないことはもちろんですが、手入れのもっとも基本的なことは掃除をすることです。
掃除のプロに聞いた家の掃除のルールを学んでみましょう。

ハウスクリーニング

 日頃から住んで暮らしている家は、自分で掃除することが常識です。
しかし、さまざまな事情もあって、ハウスクリーニングを依頼する人も少なくありません。

 当然、プロフェッショナルが行う掃除ですから、一般的な人が通常行っている掃除ではできないことを実行されています。
そんな掃除のプロフェッショナルに、住宅の掃除方法についてお聞きしました。

 プロフェッショナルであれば当然、これまでにも、家の床や壁と窓、そしてキッチンや浴室・トイレなどの水回りなど、手掛けていない部位はありません。

 その上、掃除の経験を数多く踏まれているので、汚れやすい場所や汚れの駆除方法なども詳しく説明してくれます。

 掃除は基本的には自己責任であり、汚れているところを人に見せるのは嫌がるものです。
その気持ちを抑えてでも掃除を依頼された方々の話は、実際の現場からうまれた経験に満ちています。

 たとえば、最初に訪問した時には、さまざまな汚れ具合の確認から始まります。
でもすぐ臭いで状況がわかるそうです。
そのポイントが、カビ臭さだといいます。

 私たちが嗅覚で感じるものはすべて、空気中に漂っている成分を嗅ぎ分けているものです。
その空気の中にカビの胞子が漂っていることがカビ臭さの原因であり、当然のことながら、その状況は決して健康に良いことではありません。

 そのため、プロフェッショナルの目から見たハウスクリーニングという仕事の使命は、クライアントの健康を守ることであるといいます。
その大切な最初のポイントが、部屋の空気であり、最初に嗅いだ匂いですぐに分かるということです。

 このような視点でさらに掃除箇所をチェックするポイントを上げてもらうと、じつはエアコンの吹き出し口だといいます。
送風口に黒い点が見えていれば、それがカビの兆候であり、その奥は間違いなく掃除を必要としています。
ハウスクリーニングの中でも、最も必要性が高いのは、このエアコンの掃除といいます。

 水のような液体は、どこかに溜まっているところがあれば、注視すれば気づくことができますが、空気はどこをどのように動いているのか、目を見て確認することができません。
しかし逆に、部屋中の空気はエアコンを通って循環しています。
つまり、空気の汚れ具合は、エアコンを見ればわかるということです。

 これらのことから、掃除のプロフェッショナルは、汚れのルールを次のようにまとめてくれました。
掃除をしなければ健康を害するような汚れは、筆頭に空気の汚れです。
エアコンのほかに空気が動く場所といえば、キッチンのレンジフードです。

 そして、家の中で同じようにカビが生えて困る場所の多くは水周りです。
こまめな掃除、あるいは時には大掃除を必要とする場所です。

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