笹倉ブログ 2024.05.20
おうちのはなし 2024.10.05
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2024.10.05
おうちのはなし
2階リビングの魅力は、明るさだけではありません。
2階だからこそ、空間を豊かにするスペースがあります。
たとえば、屋根裏空間をリビング上部の吹き抜け空間として活用できます。
屋根の形がそのまま、勾配のついた天井になります。
屋根の小屋裏や梁などが、そのまま見えるデザインを採用しても良いでしょう。
映画などのシーンでも、このようなロフト空間を見かけることが良くあります。
また、2階の床を抜いて吹き抜けをつくるよりも、趣の良い空間になります。
3m~4mくらいの天井の高さは、普段暮らしている視野の中に自然と天井が見えてくる高さです。
天井が高くて豊かであり、それでいて空間を無駄にしているわけではありません。
さらに、勾配天井は、温度差による空気の移動が起こりやすいのも利点です。
こうした熱の移動は煙突効果といい、四角い空間よりもコントロールしやすくなります。
温熱が集まる場所が明確なので、その場所へ対処をすれば良いのです。
その上、大きな空間をつくるのにも2階の方が適しています。
上階に居住部分があるよりも、屋根がかかっているだけの分が構造的に有利なのです。
部屋の大きさも天井の高さも豊かな空間が確保できるのは、2階リビングにはかないません。