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おうちのはなし 2024.10.05
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2024.08.24
おうちのはなし
着工までにも、大切な時間があります。
事前に工事確認申請や長期優良住宅各種の申請作業もある場合もあります。
じつはこの期間が侮れないのです。
地縄を張って、いかにも工事が進められそうに思っても、簡単ではありません。
さらに工事のための準備も必要です。
住宅をつくるさまざまな部品の品番や数量を確定させなければなりません。
もちろん、すべての部品についてお客様の同意も必要です。
住宅をつくる部品は、2万点以上あるといわれますので、このような打合せにも予想外の時間がかかります。
こうして着工するまでの準備の前には、工事請負契約が必要です。
一般的な売買契約とは違い、請負契約では引き渡し期日が半年を超えるのが通例です。
注意しなければならないのは、働き方改革によって建設業の職人不足という事態と、コロナ後の世界市場の変化と流通コストの高騰と共に、資材価格も変動していることです。
請負工事契約は、売買契約とは違い、これから手掛ける工事の契約ですので、契約後に状況が変わることも起こります。
もちろん契約している当事者の施主や工務店に責任があるものでもないので、少し複雑です。
請負工事契約を締結するためには、建物仕様と価格が決まらないといけません。
仕様の中には間取りも含まれます。
新しい暮らしのイメージも沸いていないと決断もできないでしょう。
さらに法規的な確認や、構造上のチェック、概算予算、資金計画も目処が見えていなければなりません。
機械的に確認すればよいことは、プロに任せても安心ですが、家族のそれぞれの要望はしっかり調整をとらなければなりません。
半年でできるのか、あるいは1年かけてじっくり決めてゆくのか。
短ければ突貫工事になりかねません。
ご入居日を決めて、住まいづくりの計画をしっかりと話し合ってみてください。