笹倉ブログ 2024.05.20
おうちのはなし 2024.08.24
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2024.08.24
おうちのはなし
ローン金利の上昇が危惧されています。
家は高価な買い物だけに、ちょっとした金利の動向で結果的に返済額が大きく変わります。
しかも、その金利は実行時に決まります。
注文住宅は今すぐ建てようと思っても、すぐには完成しません。
金利の動向と同時に、ご入居までのカウントダウンをイメージしておきましょう。
すでに建っている中古住宅や、マンションや建売りを購入するのであれば、カウントダウンは比較的簡単です。
しかし、建物を建てようと思えば、請負契約を結んだ後に工事の期間が必要となります。
また、注文住宅であれば、いろいろオーダーしたいこともあると思います。
工事が始まる前に、しっかりと検討する時間も必要ですし、工事が始まっても時間がかかることが想定されます。
できればしっかりとご入居の目標を決めて、スケジュールを想定しておきたいものです。
そのためには、家を求める動機を改めて確認しておくことが大事です。
たとえば、子どもの成長に合わせて、家を求めるのであれば、しっかり進学のタイミングに合わせておく必要があります。
また、子育てが終わって、ゆっくり夫婦で暮らす家であれば、最も良い季節を考えて引っ越ししたいものです。
そのためには、学校の都合や記念日など、入居の日をうまく調整しなければなりません。
もちろん、いつでもいいと考えているのであれば、じっくり計画も進められますが、金利や税制の都合で得をするタイミングというのもあります。
特に建替えの施主は、基本的にはそれほど不自由なく暮らしてゆけるので、スケジュールを慌てて計画する必要はありません。
でも、そのようにのんびり構えていると、いつまでも不都合を我慢して過ごすことにもなりかねません。
2020年以降になって、いよいよ地球温暖化が酷暑という事態を招き始めています。
エネルギーの節約というモードから、命に係わる酷暑にためらうことなく冷房をかけることが推奨されている時代になりました。
新しいエアコンの性能はもちろんのこと、家の性能も高めることも求められています。
新築だけではなく、リフォームという選択もありますが、どこかの機会で決心しない限り住環境を変えることはできません。
一般的には、完成するまでに半年から10か月程度かかると覚悟しておかなければなりません。
仮に御入居日を1年後に想定してみてください。
ご入居予定日 2025年8月末日
目標に日までに引っ越しをするためには、鍵を手に入れなければなりません。
新しい家の鍵は「引き渡し」の手続きで渡されます。
もちろん、引き渡しで鍵の譲渡と同時に、最終金の払い込みをしなければなりません。
この時点では、まだローンは実行されていません。
でも、一度すべてを精算して引き渡しとなります。
でも、新しい家の鍵を手に入れて、すぐに住み始めるためには、たとえば庭づくりや居室の照明器具、カーテン、エアコンなどの細かい手配もしておかなければなりません。
もちろん、これらの準備も、請負工事契約の中で進めることもできます。
じつは、引き渡しの時に譲渡される新しい鍵は優れているものです。
渡された施主用の新しい鍵を一度使用すると、工事期間中に使っていた鍵が使えなくなるのです。
こうした鍵をコンストラクションキーといいます。
施主用の鍵よりも短くなっていて、施主が引き渡し後に鍵を使うとピンが押し込まれて、工事用に使っていた鍵が使えなくなるのです。
もちろん、建設会社を心配する必要はありませんが、多くの職人が使てきた鍵は無効になり、家族歯科開けられません。
これによって安心して暮らし始めることができます。
この鍵が、ご入居予定日までに使われることが目標となります