笹倉ブログ 2024.05.20
おうちのはなし 2024.08.24
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2024.08.24
おうちのはなし
ところが湿度は、高いことだけが問題ではありません。
乾燥が進むと、ドライアイや乾燥肌などで悩むことになります。
それだけではなく、口や鼻の粘膜が乾燥し防御機能が低下して、ウィルスが体内に入りやすくなります。
またインフルエンザが乾燥した冬場に流行するように、ウィルスは低温で乾燥した環境を好みます。
湿度が低くなることも、人には嬉しい環境ではないのです。
断熱性の高い住宅では、冬でも暖かい室内環境になってきました。
温度が高いということは、これまでにも書いた通り、絶対水蒸気量が大きくなっています。
つまり乾燥して水蒸気量が少ない冬には、部屋の中は乾燥しているということです。
住宅の性能が高まるほど、室内はうるおいのない過乾燥の環境になる傾向があります。
乾燥への対策は、加湿器があります。
加湿器にはお湯を沸かす蒸気方式や、フィルターに風を通す気化方式・透湿膜方式、さらには超音波による方式などあります。
いずれにしても、機械を設置することになるので、水やフィルターなどの管理をしっかり行わないと、悪い空気環境をつくることになりかねません。