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呼吸する家④

2024.08.24

おうちのはなし

室内の結露対策

 一方、サッシの枠やガラス面に発生する結露は、断熱性を高めたペアガラスや断熱サッシを使うことで、温度差が少なくなり結露しにくくなります。
それでも、煮物を炊いたり多くの人が集まったりすると、室内の水蒸気が増えて結露することもあります。
暮らし方まで考えると、結露を完全に防ぐことは難しいことです。

 ただし、このような結露がまったく悪いわけではありません。
結露というのは、ある意味では空気中に水蒸気があふれて悲鳴をあげているようなものです。
積極的に除湿をすることも大切な時があります。

 たとえば、断熱性の高いサッシやペアガラスを使って結露を起こしにくくすると、室内にあふれた水蒸気は、少しでも温度の低いところで結露しようとします。
押入れの奥や家具の裏側などで結露して、カビが生えているのを経験している人も多いと思います。

 そのためには、断熱性を高めると同時に、しっかりとした換気を行う必要があります。
気密性能が高ければ高いほど、しっかりと空気が流れる家にしなければなりません。

 さらに人は放射熱でも暖かさを感じます。
空気の温度が多少低くても放射式の暖房器具を使えば暖かく感じ、結露対策のひとつになります。

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