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2024.01.26
笹倉ブログ
『睡眠の質を上げる』
先日テレビを観ていると・・・
最新科学で見えた生活習慣の大正解ってことで
睡眠の質を上る為には?
『室内の内装・家具に木材を使用する事で
不眠症になりにくい』
という新知識が紹介されていました。
そのメカニズムは解明されていない⁉との事でしたが
部屋の内装や家具に木材を使用する事は寝つきの良さに繋がるとの内容でした。
木造住宅や木質家具が睡眠に与える効能やリラックス効果にはいくつかの要因が関与してると考えられますが・・・
愛される家造り研究所的解釈で
以下に、それらのポイントを詳しく説明します。
・自然な環境と調和:
木造住宅や木質家具は、自然の素材で作られているため、自然な環境と調和する効果があります。
この調和が、心身をリラックスさせ、安らぎをもたらすことが知られています。
自然な素材が持つ温かみや風合いは、心地よい雰囲気を醸し出し、
良い睡眠環境を提供するとされており、
コンクリートの打ちっぱなしの室内より木質のしつらえの室内の方が落ち着くのは
皆様もご経験ああるのでなないでしょうか?
・木材の吸湿・放湿効果:
木材は湿気を吸収し、放出する性質があります。
これにより、室内の湿度を調整しやすくなり、
快適な寝室環境を維持できます。湿度の適切な調整は、
肌や呼吸器系の健康に寄与するでしょうし
木質や自然素材に反射したりした灯りが良い睡眠の促進につながります。
・自然な色と模様:
木は自然な色合いや模様を持っています。
これらの要素は視覚的な安らぎをもたらし、
リラックス効果を高めます。明るい木目や温かい色調は、
寝室を落ち着かせ、心地よい雰囲気を作り出すのに寄与します。
・エレクトロマグネティックフィールド(EMF)の低減:
木は金属と比較して電気を導きにくく、
金属が発生させる電磁波を低減する効果があります。
これにより、木造住宅や木質家具が電磁波の影響を軽減し、
寝室の電磁波環境を改善する可能性があるとされています。
これらの要因が組み合わさり、
木造住宅や木質家具が睡眠に良い影響を与えると考えられています。
ただし、個々の感受性や好みには個人差があるため、
最適な環境や家具は個々の好みや体感に合ったものを見つけることが重要です。
さらに弊社HP IE LAB MAGAZINE
おうちのはなしの記事でも木の効用に関して
記事を書いておりますのでご紹介しておきます。
一般的な木の香りにも、人の健康に関するさまざまな効用があることも分かってきました。
木材が放つ芳香のフィトンチッドとは、植物の殺菌作用を指した言葉です。樹木が身を守りながら生長するために、菌や害虫を排除する目的で獲得した能力のひとつです。
この樹木が出すフィトンチッドが溢れている森林浴をすれば、人は生き返ったような気持ちになります。木の香りにはリラックスしたり、ストレスを解消したりする効果があるのです。しかも、フィトンチッドの含有量は日本の木材の方が多いといわれます。
木の匂いといえばヒノキです。ヒノキの香りには鎮静作用があることが脳波の測定から明らかになっています。昔から憧れになっているヒノキ風呂は、気分を安らげ疲れをとるベストな組み合わせです。
また、スギの香りが睡眠促進に効果があるという実験も行われています。スギの香り成分であるセドロールと睡眠に関する実験です。セドロールの匂いがあるのとないのとでは、総睡眠時間も睡眠効率も変わります。スギの香りによって睡眠の質が良くなっているのです。
日本の線香は、古来、杉の葉から作られてきました。乾燥させて挽いたものに水を加えて固めるだけで、杉の葉のヤニ成分で固まり線香になります。こうした香にも気持ちを落ち着かせる効果があります。
1986年に静岡大学農学部が行った有名なハツカネズミの生存実験があります。木製と金属製・コンクリート製のケージで、幼いハツカネズミを飼育し、20日後の生存率を比較しました。もちろん湿度や温度や給餌の条件は同じです。
結果は、木製ケージでは85%が生存し、金属製では約40%、コンクリートでは7%しか生き残りませんでした。温熱環境によってコンクリートでは体温を奪われた母ネズミが授乳をやめたなど、多くの原因があると思われますが、木の香りによるストレス解消も要素のひとつにあるのではないでしょうか。この生存率のデータを反転させて死亡率のグラフにしてみると、もっとショックです。
金属やコンクリートの匂いには、動物を安らかにしてくれる匂い成分はありません。嗅覚は他の感覚とは違い、脳に直結して動物の本能にも直接的に影響を及ぼす感覚です。動物が生存するために最初に最初に身につけてきた感覚が嗅覚なのです。
その後も、木製のケージのネズミは温和で、コンクリートのケージのネズミはストレスが高まり攻撃的になっていました。
上記以外にも同番組では
IE LAB注文住宅では家造り勉強会やクライアントの皆様には
同番組の放送10年以上前から( ´艸`)
推奨している内容も多くありましたので
皆様にあらためて共有させていただきます。
・照明の明るさをおさえる事(暖色系の灯りで暗めのリビングで過ごす)
・人間は強い光が目に入ると覚醒する(白色照明と暖色照明の違い)
・抱き枕ので横向きに寝ることでイビキや睡眠時無呼吸症候群がやわらぐ
・飲酒が睡眠の質を下げる等
性能とデザインの融合の家造りのIE LAB注文住宅では
『睡眠』や『心地よさ』や『過ごしやすさ』等の
『くつろぎを追求した家造り』
を目指しておられる皆様は是非一度
笹倉さんまでお尋ねくださいませ。
0120-37ー0500まで!