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性能とデザインの融合 C値の考え方

2023.06.02

笹倉ブログ

高気密高断熱の家造りにはC値が求められます。

C値とは住宅における相当隙間面積の事です。
建物全体にある隙間面積(㎠)を延床面積(㎡)で割った数値で
建築した住宅の気密性能の指標として用いられます。

測定は完成した住宅の建物室内で
専門の気密測定試験機を使って行うので
完成後の現場で測定します。

現場施行のレベルや工法によって
事前に計算よって性能は提示することが
難しい数値です。

数値の概略ですが


延床面積    132㎡の(40坪)場合
C値が2.0ならば 264㎠ (ハガキ1.8枚分)
C値が0.5ならば 66㎠  (ハガキ0.5枚分)

このC値に対する評価や考え方や取り組みは
建築会社やハウスメーカーでも様々ですが
2013年の省エネルギー基準が改定されて以降は
建物と設備機能を一体化して住宅の
「一次エネルギー消費量」を使う指標としてZEHなどでも
お馴染みのUa値が重要視させるようになりました。

しかし昨今のエネルギーコストの高騰
より性能の高い家造り
高気密高断熱の家造りにおいては
C値の必要性が重要な性能数値として
求められるようになっています。

気密性能が低いと
冬は暖房をつけても暖かい空気が屋根やサッシ周りから外部に
夏は蒸し暑い空気が外気に入りエアコンの使用量が上がり
エネルギーコストが悪い家になります。

家の気密性能を上げて隙間の少ない家造り
快適性を実現する家造りには温度や湿度をコントロールして
エネルギーコストが良い家を造る事が望まれます。

隙間の少ない家造りには
高い技術力や広い知識も必要となり
IE LABでは性能とデザインの融合に挑戦し
HEAT20 G2グレードの家造りを行なっている中
建築会社やハウスメーカーでもC値への考え方は様々ですが
気密性能のC値にも配慮した
家造りを行なって参ります。

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