笹倉ブログ 2024.06.30
おうちのはなし 2023.09.10
Blog
ブログ
2023.09.10
おうちのはなし
また、材料の強さを比較するには、力の方向による2つの強度があります。1つは押しつぶした時の強度と、もう1つは引きちぎった時の強度です。圧縮強度と引張強度といいます。
たとえばレンガや石積みは、圧縮強度はとても強いものですが、レンガや石はひっぱれば簡単に取れてしまいます。実際に構造計算上では、コンクリートの引張強度は「0」とみなされていて、引っ張られた時の強度は中である鉄筋で計算します。ですから上下左右に揺さぶられる地震の時には、レンガや石積みはもちろんコンクリートの建物は、中に補強の鉄筋がないと耐えられません。
現代の日本の家づくりでは木造の他に、コンクリートと鉄の家があります。コンクリートは主に圧縮を受ける基礎に適している材料です。
また、軽量鉄骨の家が建設されているのは、世界では珍しい国です。鉄が強い材料であることを疑う人は、あまり多くないでしょう。
その鉄と木材の強さを、頭の中の実験で確かめてみましょう。