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おうちのはなし 2023.11.04
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2023.11.04
おうちのはなし
ずいぶん昔ですが、アメリカの高校教師がとても興味のある発表をしています。何ごとも上手にこなし協調性がある秀才肌の子どもと、独自性があり想像力の豊かな天才肌の子どもの個性があり、その個性が分かれるのは、育ってきた家によって違うといいます。
秀才肌の子どもは明るくて現代的な家に育ち、天才肌の子どもは古くからの家に育ったと報告しています。もちろんどちらの個性も、社会で活動するためには必要なことです。どちらが良くて、どちらが悪いということではありません。
ただ当時のアメリカは、個性を発揮する人材を求める風潮になっていました。古い家には、壁や天井にもシミや汚れがあり、ちょっと暗くなった部分もあります。こうしたところに、ジブリが描くような「まっ黒くろすけ」が潜んでいると、子ども達は想像します。この想像力が、天才肌の子どもを育てるのです。
同じように、子どもの感性では丸や四角の形状は認識しやすいのですが、三角の形状は認識しにくいとされています。小屋裏の空間では、斜めの屋根面が見えてくるので、幼い頃から三角の空間感覚を養われることになります。
現実的な影響をはかり知ることはできませんが、確かに小屋裏の空間は子どもにとって魅力的な空間に見え、天才を育てるかもしれません。