笹倉ブログ 2024.05.20
おうちのはなし 2023.11.04
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2023.11.04
おうちのはなし
間取り図を眺めながら、どんな住まい方をしようかと想像するのは、住まいづくりの大きな楽しみのひとつです。でも、平面的なつながりは想像できても、意外と立体的な空間はイメージしにくいものです。じつは家の中には、ちょっとした高さの工夫で活用できる空間があります。間取りだけではわからない、小屋裏空間の活用術をご案内いたします。
小さな子ども達も大好きなジブリのアニメを思い出してみてください。
『となりのトトロ』や、『借りぐらしのアリエッティ』など、家の描写が細やかに描かれています。トトロに描かれたサツキとメイの家も、アリエッティに描かれた翔くんの家も、日本の家というよりも洋館の印象です。それでも、なんとなくノスタルジックに感じてしまうのはジブリだからこその技です。そして、このような家がいいなと思っている人も多いのではないでしょうか。
また、ジブリの映画だけではなく、アメリカの映画のシーンを見ていても、サツキやメイ、翔くんの子ども部屋のように、小屋裏に作られていることが多いと気づきませんか?赤毛のアンの家も、同様です。現実的に欧米の住宅の写真を見ても、小屋裏部屋がありそうな家をたくさん見かけます。
アメリカでは、ロフトやペントハウスはガレージと合わせて夢を生み出す場所の代表です。完成された部屋ではありませんが、逆に夢を生み出してくれるイメージがあります。このような空間で育ってきた親達が、自分の子どもにも似た環境を与えたいと願うのも当然です。だからこそ映画のシーンにも、描かれているのでしょう。