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おうちのはなし 2023.12.09
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2023.12.09
おうちのはなし
家づくりを検討したり、リフォームを考えたりする時には、ひとりの担当者と話を進めることになります。でも、1軒の家を建てようと思ったら、1人の力で完成するものではありません。そこにはさまざまな専門の職人さんが分業して出入りして完成します。
しかも、工場などで生産する製造業とは違い、整えられた環境の中で作業をするわけではありません。雨風に影響を受け、足場など不安定な建築現場で作業を進めなければならない職人さんもたくさんいます。もちろん未完成である建設現場では、夏にクーラーもなく、冬に暖房もありません。生産する現場としては過酷ともいえます。
この職人さんの作業量は「人工」として数えられます。1日に1人の職人が作業してできる仕事量が、1人工です。
では、1棟の新築住宅でどれくらいの作業量があるのでしょうか?
もちろん職人の技量にも因りますが、およそ300人工弱ほどとされています。もし、すべて1人で建てるとすれば、1年ほどかかることになります。
こうした工事の職種とは、どれくらいあるのでしょうか?
建築業法では、29種類とされています。ただ、建設業の中には土木工事に関する職種もありますので、家を建てることに限れば22の職種となります。ただし、たとえば電気工事と電気通信工事は同じ電気屋さんが手がけることもあります。