笹倉ブログ 2024.06.30
おうちのはなし 2024.02.16
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2024.02.16
おうちのはなし
世界に誇るほどの森林を抱えている日本では、樹木はどのような構成になっているのでしょうか。
5年ごとに調査されている森林蓄積量の内訳を、天然林と人工林で分けたものを見てみると、天然林の蓄積量はあまり増加していません。それは自然の中では倒木更新しながら、樹木が世代交代して森が続いているからです。
一方、人工林の方は、生長するのどに蓄積量は増加しています。戦争で疲弊した国土に植えられたヒノキやスギは、着実に生長して十分に建材として使えるだけの樹木になりました。
この蓄積量の変化を見ると、年間に約1億㎥増加していることになります。日本の国土にある樹木の1本1本がそれぞれ年輪を1つ増やした総合計が1億㎥ということです。先のフィンランドよりも多いのです。
平均的な住宅で使われる木材の量で換算すれば、400万棟もの家が建つ量です。2017年の住宅着工数の公表は90万戸ですので、どれだけ多くの木材が蓄積されているかがわかります。