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おうちのはなし 2023.09.17
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2023.09.17
おうちのはなし
毎年、子ども達が夏休みを迎えると同時に、水難事故のニュースが流れるようになります。夏の暑さから涼をもとめて、子ども達だけではなく大人も水辺に集まります。水辺の機会が増えれば事故の確率が増えるのも当然です。
2021年の人口動態統計では、年間に7,184人もの方が溺れて亡くなっています。交通事故による死者数の2倍もあると考えると、簡単に見過ごせる数ではありません。ところが、この溺死者の発生時期と場所を知ると、一瞬疑いたくなる現実があります。
溺死事故の多くは夏に起きているのではなく、しかも4分の3にあたる5398人は家庭内で起きているのです。つまりプールや海・川・池で溺死した人の総数よりも、家庭内で溺れて亡くなっている人は3倍もあるのです。
しかも、その94%にあたる5,054人は65歳以上の高齢者です。人口動態統計では、こうした家庭内事故の数も公表されています。家庭内で溺れるとすれば、その多くは浴室です。