笹倉ブログ 2024.05.20
おうちのはなし 2023.11.04
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2023.11.04
おうちのはなし
その事例として象徴的なのは、上皇后陛下のご生家のある池田山の街並です。東京都内でも城南五山と呼ばれる歴史ある高級住宅街に建つ、洋風建築の資産としても価値のある家でしたが、上皇后陛下のご意向もあり、最終的には取り壊されて公園となりました。近隣の家々も似たような状況となり、すっかり街並みは失われてしまいました。シングルファミリーの街として守られていれば、未来に残せる街であったのですが、とても残念なことです。
同じようなことが京都の街にも起きています。アメリカ軍が価値を認めて空爆をしなかった街を、日本人自身が破壊してきました。
このように考えると、もし日本にビバリーヒルズがあっても、マンションと賃貸住宅の建設やミニ開発により、街は壊されてしまうでしょう。もちろんそれでもマンションやミニ分譲の開発会社が法律を犯して、悪意を持って壊そうとしている訳ではありません。
ビバリーヒルズの文化的な価値がアメリカで守られているのは、都市計画法が守っているからなのです。