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鉄よりも強い木⑥

2023.09.10

おうちのはなし

●同じ重さの鉄と木

軽くするためにはもう一つの方法があります。手すりと同じ外側のサイズのままで、パイプのような中空の形にするのです。見た目も同じように見えるので良さそうです。でも、同じ重さにするためにはパイプの厚さは0.44㎜ほどの薄さにしなければなりません。さすがに飲料に使われているスチール缶は0.2㎜ほどですが、ブリキの角缶は少し厚くてちょうどそれくらいの厚さのものがあります。フェロッキオの伸びた鼻がそのようなものだと思ってください。

 これを、木でできたピノッキオの鼻とぶつけ合わせたらどうなるでしょうか。

 なかなか難しい想像です。木の棒も無傷ではすまないかもしれませんが、鉄管状の棒がへこむのも間違いありません。

 ではこの2つの棒を、互いに交差させてゆっくり押し合ったらどうなるでしょうか。少なくとも計算上は、鉄の棒の方が曲がってしまいます。じつは、木材は曲げにも強いのです。

 つまり木の人形であるピノッキオと、鉄の人形フェロッキオの勝負は、ピノッキオの方が勝ちます。木の方が鉄よりも強いというと信じられないかもしれませんが、比強度で考える限りはこれが本当の話です。

 でもこれらはあくまでも一般的な木と鉄の話しです。たとえば橋梁の建設等、絶対的な強度が必要な所では高張力鋼のワイヤーを使うなどの鉄の技術を人間は考え出しています。ですから決して鉄が弱いのではなく、思った以上に木材が強いということです。こんな木の強さを生かした安心の家に住みませんか。

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