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生活をDesignする③

2023.09.24

おうちのはなし

●ファッション・グルメ・・・

グルメやファッションといえば、今の日本は世界でも有数の先進国です。昔から「衣食足りて」といわれるように、ファッションやグルメは、ライフスタイルの中心的なテーマです。

 日本では世界中のグルメが楽しめるばかりか、日本のグルメの奥深さが世界中に広まりつつあります。寿司は世界の標準語になり、ラーメンを求めて来日する海外の人も少なくありません。蕎麦をすする音も、味の変化を知れば認める人も増えてくることでしょう。

 ファッションも同様で、世界に名を馳せる日本のデザイナーも数え切れません。コスプレを認める日本の風土は、先進のファッションの発信地となり、原宿は世界の聖地になっています。 

 グルメにしても、ファッションにしても、日本は世界の中でも、先進の国です。

 それでは「住」はどうでしょうか。

 中には畳や障子など、世界に認められているものもありますが、残念ながら逆に日本では失われつつあります。 

しかし、じつは昔から日本の住まいは、高い評価を受けてきました。さらに近年では、日本を訪れる海外からの観光客が増えるにつれて、日本の住まい文化への理解度も深まりつつあります。

 しかも日本の家には、匠の技術が生かされています。宮大工に代表されるような職人技を使って木を加工すれば、塗装するのと同じような耐水性と耐久性を、木肌が発揮してくれます。それが本物の良さです。

 逆に職人と素人の技能の差が大きいので、家のことには手を出せないと感じている人も多くいます。技能の差が小さい欧米では、一般的な家庭でもDIYの道具を揃えて、自分で家の手入れをする人が少なくありません。 職や衣も、プロの料理する店で食べ、デザイナーブランドで着飾っているだけでは、文化になっているとはいえません。自分で料理をし、服やアクセサリーの組み合わせを楽しむようになってグルメやファッションと呼ばれます。それと同じニュアンスで、ライフスタイルデザインを楽しむ「住」の呼び名も必要だと思います。

 たとえば、単純なインテリアという言葉でも良いのかもしれません。インテリアに関する雑誌もたくさん発行されていますし、十分にライフスタイルデザインとしての個性を発揮することができます。また、住まいながら歴史を重ねた時にこそ、インテリアは趣のあるものになります。

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