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木という材の魅力④

2024.01.22

おうちのはなし

・木という材料

 一方、構造材としての特質を考えると、逆に心材よりも辺材の方に高い信頼性があります。というのは、樹木は年輪を重ねて生長するので、当然のように中心部分の心材は若い時に育った部分となります。

 樹木の生長は若い時ほど早いということは、中心部分の年輪の幅が大きくなっていることでもわかります。この部分は強度は弱く、しっかりとした強度のある幹を作るのは、ある程度生長してからです。

 人工林では植えてから5~10年の間に枝打ちをします。枝を落とされた樹木は、葉による光合成が減るので、その分生長が遅くなり年輪がつまります。ですから年輪を見れば何年目で枝打ちされたかがわかります。

 高さで考えても同じことで、根元の部分ほど、幼い時の材が多く含まれています。材木は根元の部分から数えて、一番玉(元玉)、二番玉~と呼ばれ、二番玉以降が構造材として好まれます。

 また、赤身と白太の色の差がはっきりとしているのはスギ材で、この2色が混在している材を「源平」と呼びます。源氏の白旗と平家の赤旗をなぞらえたもので、日本人らしい呼び名で好まれていますが、強度と耐朽性を兼ね備えている材というのも好まれる理由となります。

 たとえば建設中の木材を見て、単純に「白くてきれいな材だ」などと見るのではなく、赤身と白太を確認し樹種を知ると、見るのも楽しみになるでしょう。

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