笹倉ブログ 2024.05.20
おうちのはなし 2023.09.17
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2023.09.17
おうちのはなし
また、家庭内事故で死亡する人の多くは、高齢者ですが、溺死の例では子どもの事故も散見されます。高齢者の死因の上位は何らかの病気によるものですが、子どもの死亡原因の1番は、不慮の事故です。しかも子どもが小さくなれば、家庭内の比率も大きくなります。建設学会に発表された死亡に至らない怪我の調査では、圧倒的に子どもに対しての対処が必要とされています。
浴室への安全対策では、高齢者と子どもへの対策には難しい側面があります。たとえば、高齢者の浴槽への出入りを楽にするためには、またぎの寸法を低くしたほうが使いやすくなります。一方、幼い子どもが誤って浴槽へ転落する事故を招くことになりかねません。子どもの事故を考えれば、浴槽の縁は少し高いくらいの方が良いといえます。
また、地震時に緊急用の水を確保する為に、浴槽には常に水を張っておくことが薦められることがありますが、これも日常となれば、子どもの溺水事故を招きかねません。何よりも幼い子どもがいる家庭では、水回りの扉には表から鍵がかけられるようにしておく必要がありそうです。