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住宅資産価値と街⑥

2023.11.04

おうちのはなし

・根強い戸建て住宅

 近年になって、都市部のマンション需要は増えてきました。その契機となっているのは、バブル期の土地評価額の低減分を、その土地に建てられる建物の面積を緩和する政策によって進められたものです。高層化することによって、土地に対する所有権の持ち分を減らすことができます。

 さらに、高層階は取引価格と不動産評価額や相続税対策額との乖離を利用した節税対策に利用されることで、さらに高く販売されている事案が発生しています。さすがに、法改正により、これらの是正も進められていますが、将来の価値がどのように評価されるか未確定です。

 また、マンション需要は景気の動向などによっても、大きく変動する場合はあります。何よりも堅実なのは、根深いニーズがある戸建て住宅ではないでしょうか。

 ただし戸建て住宅を選ぶ際には、土地の選択も上手にこなさなければなりません。南側道路や角地という、土地そのものの評価だけではなく、できれば周辺の環境をしっかりと自分の目で見て、確認してみてください。

 これまでに書いてきた通りに、周辺にマンションやアパートが並ぶマルチファミリー向けの地域と、シングルファミリーが暮らす戸建ての住宅街という視点も加えて確認するのです。土地そのものの資産価値はマルチファミリーの街の方が高まる可能性はありますが、シングルファミリーの街には、安定した家族像が期待できます。

 ビバリーヒルズというアメリカの高級住宅街と、日本の現実を並べたのも、こうした街選びの選択眼を持って、住まいづくりを進めることができるようにと願ってのことです。

 その上で、最も大切な街選びのポイントは、同じ気持ちを持っている人が隣人であることです。多くの人が混在しやすいマルチファミリーの住む街よりも、シングルファミリーの住む街で、貴重な隣人関係を築くことができれば、なにものにも代えがたい資産になると思います。

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