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おうちのはなし 2024.02.16
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2024.02.02
おうちのはなし
一方、楽しみとしてホームシアターを考える人も増えています。そのための機器類も高解像度の大型薄型テレビをはじめとして、音響設備など充実しています。「ながら視聴」とは違い「専念視聴」のテレビの楽しみ方です。リアルタイムで番組を楽しむのではなく、好きな番組を録画しておいて見たい時に集中して視聴します。もちろん「ながら視聴」のような曖昧なスペースよりも、明確な目的を持った空間を確保したくなります。
このような傾向を、自分で知るためには次の疑問に答えてみてください。
好きな番組、見たい番組はどれですか?
□バラエティ
□アニメ(主に子ども)
□スポーツ
□ドラマ
□映画
□ドキュメンタリー
これらの番組の順は、上から下へと「ながら視聴」から「専念視聴」へと並べてあります。同じように、家族でそろって見ることから、好きな人がひとりでこもって見る傾向へと変わります。下にほうにチェックがつくほど、ホームシアターのように集中してテレビを見ることができる環境を求めているということです。
こうした「専念視聴」のためには、なんも広い空間は必要ありません。逆に少し狭めの空間の方が集中できます。ファミリールームの片隅に6畳ほどのスペースを設定すれば十分です。昔のブラウン管では、画面サイズの5倍の距離を離れるのが理想とされてきましたが、高解像度と改良によって近い距離でも見られるようになりました。あとは音響設備さえ整えれば、本当にホームシアターのように楽しむことができます。
10年ほど前までは、リビングルームに6畳ほどの和室がついている間取りがありました。ちょうどその和室をテレビの間にすれば良い感じにできます。DVDやCDなどのソフトも一緒に収納すればより、テレビの間としても充実します。
家づくりを進めるにあたっても、あるいはリフォームをするにしても、収納やさまざまな最新機器の扱い方と同様に、どんな番組を見たいのかと考えることは新しい住空間へのヒントになります。今や、現代家庭に忘れられることができないテレビは、家との関わりもとても深いものなのです。まずは上記の好きな番組、見たい番組の話を家族それぞれで話し合うことから考えてみてください。