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202402/02

テレビと家③

テレビと家③

・どこでテレビを見ていますか?

 では、実際に家の中で、どのようにテレビが見られているのでしょうか。

 一言でいえば、テレビは一家に一台ではないということです。まだテレビがブラウン管の時代でも、アメリカではバスタブの数よりもテレビの方が多いといわれていました。アメリカでは寝室ごとにバスタブがある家も多いので、このように表現がされたのです。今の日本では、パソコンやスマートフォン、タブレットまで入れると家族の数よりも多いのかもしれません。本当にテレビの時代といえるほどです。

 そしてまるで中毒のように、テレビをつけていることも想像されます。朝起きれば、テレビをつけてニュースを見ます。そして寝る時には、テレビを消してから寝床に入ります。

 もしくは集中して見るわけでもなく、何か他のことをしながらテレビをつけています。いわば「ながら視聴」です。家族と一緒に居ながら、食事をしながら、炊事をしながら、寝ながらテレビを見ているのです。

 先のテレビの効用の調査でも、「習慣」が加えられています。結果は4番目に高い効用として評価され、「習慣」としてのテレビを見ていると答えている人が51%となっています。生活のリズムをつくるためにも、テレビが役立っているという調査ですが、思ったよりも「ながら視聴」が多いことを表しているのかもしれません。

 実際に「ながら視聴」の時間は、曜日に関係なく1時間20分強あります。割合にしてみれば、平日で45%、土曜日は41%、日曜日は37%ほどです。また、この中で最も多い「ながら視聴」は「食事をしながら」ということになります。

 こうした視聴の現状を前提とすれば、家の中でテレビを置く場所は、ダイニングが適確ということになります。しかし、食事の時にはテレビよりも家族の会話を大事にするとか、テレビを見ながらの食事はしつけとしてふさわしくないと考える人も多くいます。結局、リビングに置かれることが、多いのではないでしょうか。

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